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中学生に寝取られた_2

2018/10/15 15:01


熱さにうだった昼下がりの住宅街を、日傘で顔を覆った朱美が歩いていた。その周りには三人の少年が貼りついている。
 夫から引き離されてはや十分、朱美の不安は心臓が破裂するほど肥大していた。見知らぬ街で、見知らぬ少年たちに連れ回される恐怖。すれ違う善良そうな住人たちは、だれ一人として救いの手を差し伸べてくれないのだ。
「あ、そうだ」
 先頭を歩く邦夫が振り返った。
「あのさあ、奥さんを呼ぶとき、奥さんでいい? それとも名前で呼ぼうか? 朱美って」
「す、好きにすればいいわ」
「じゃあ、朱美。歳いくつ?」
「せ、先月で三十三よ」
「えっ! まじかよ? おれの母ちゃんも三十三だぜ! 世の中不公平だよな」
 そう嘆いてみせたのは長躯の康二だ。短躯の雄太も驚きを隠さない。
「三組の村田先生って二十六だっけ? 村田先生に楽勝だよね、朱美さんてさ」
「へえ、ズリネタ女教師・村田より七歳も年上なのか……。ま、村田はただ単にむちむちしてるだけだろ。その点朱美はさ、まろやかっていうか、ほんわかっていうか、なんか暑苦しくないていいよな」
「うん、清楚ってやつ? でも、意外とお尻でかくない? おっぱいは小さそうだけど」
 朱美の背筋に冷や汗が噴き出した。二十も歳の離れた少年たちに品評されることの屈辱は、恥ずかしさを通り越して怒りさえ感じる。
 ふと、長躯の康二が思い出したように、日傘の中を覗き込んできた。
「あ、とすると……職業はOL、セックスは週三回ってのはどうなんだ? あんた、OL?」
「ち、違うわよ……。しゅ、主婦よ」
「じゃあ、元OL?」
「ええ、まあ……」
「お、これで一敗一分けか。じゃあ、セックスは週何回?」
「な、なによ、急に……」
「だいたいの平均でいいからさ」
「そ、そんなこと聞かれたって……」
 朱美が口ごもると、先頭を行く邦夫が聞こえよがしに吐き捨てた。
「質問に答えるのも仕事のうちなんですけど」
「あ、でも……」
「あんたさあ、自分の立場わかってんの?」
「す、すみません……」
「謝る暇があったら、質問に答えろよ」
「あ、はい……」
 子供相手に敬語を使ってしまう自分が滑稽で、朱美は泣きたい気持ちになった。
「あ、あの、その、い……」
 康二が日傘の縁をくいっと持ち上げた。
「え? なに? はっきり言えよ」
「い、一、二回かと……」
「なーにが?」
「あ、その、一週間で……」
「なーにを?」
「あ、えっと……」
 朱美の耳たぶが真っ赤になる。
「だからさ、一週間に一、二回、なにをするの?」
「セ、セ……」
「せ?」
 邦夫と雄太も耳を寄せてきた。清楚な年上の女性にいやらしい言葉を言わせたくてうずうずしているのだ。それを察した朱美の心に小さな敵愾心が芽生えた。
(こ、この程度で尻込みしちゃだめ。これからもっと恥ずかしい目に遭うのよ。尻込みすればするだけ、この子たちを喜ばせるだけだわ)
 朱美は日傘の柄を握り締め、心持ち背筋を伸ばした。
「セ、セックスよ」
 その瞬間、少年たちはしてやったりとほくそ笑んだ。
「えー、三回じゃないのか? ほんとは三回なんだろ? 毎朝毎晩するやつだっているのに?」
「わ、わたしは違うわ」
「うそだろ? 正直にほんとのこと言えよ」
 少年たちの声がにわかに大きくなる。住民の人目を引かないよう、朱美は泣く泣く折れなければならなかった。
「そ、そうね。そういうことにしておくわ」
「よーし、これで一勝一敗一分けか。辛うじて予選通過だな」
「なんだよそれ。どこの予選だよ」
「へへっ、まあ、それはそうと、パレス・ユータにご到着だぜ」
 そこは三角屋根の一戸建だった。雄太が門扉をくぐり、玄関の錠を開けに走った。そして無邪気に手招く。
「はやくおいでよ。ぼくんちは共稼ぎなんだ。家にはだれもいないから心配ないよ」
「ほらほら、入った入った」
「きゃっ!」
 邦夫に腰を押された拍子に、朱美は悲鳴を上げてしまった。それなりの覚悟はしたつもりでも、赤の他人にいざ触られると体がすくんでしまう。邦夫は強引に腕を回してきた。
「ほら、こいよ」
「やっ! だめっ! は、離して!」
 あらがった勢いで日傘が宙を舞い、ハンドバッグは地面に転がった。
「こ、この! ガキじゃあるまいし、なに照れてんだよ! あんまり騒ぐと近所中のババァが集まってくるぞ!」
 邦夫は、朱美がひるんだ隙に力任せに抱き寄せ、有無を言わさず引きずった。二人の背丈はほぼ同じなので、互いの頬がくっついてしまう。
「んー、ぷにぷにだぜ。あとでキスさせてくれよな」
「やっ! だ、だめっ!」
 汗臭い少年と密着するおぞましさに、朱美は自分の立場も忘れて暴れ出した。駄々っ子のように手足をばたつかせ、身をよじる。手を焼いた邦夫は、朱美を突き飛ばした。
「やってらんねえな! こんなくそ女、放っておこうぜ!」
 邦夫は現金入りの封筒を惜しげもなく朱美に投げつけると、仲間たちを引き連れて玄関に入ってしまった。
「それは返しとく! 恐喝でパクられたくねえからな!」
「え? あの……」
「いまから一一〇番するんだよ!」
「あ! ま、待って!」
 朱美は閉ざされたドアにすがりついた。だが、ドアノブを掴んだ右手がどうしても動かない。ドアを開ける勇気が出ないのだ。朱美は目をつむり、歯を食いしばり、大きく息を吸った。
(開けるの! 開けるのよ! 開けなくちゃならないの!)
 そう念じれば念じるほど体が硬直する。朱美は一旦ドアから離れると、路上に散らかった封筒やバッグ、日傘を拾い集めながら気持ちを整えた。乱れた髪を直しつつ、再度ドアの前に立つ。
(パパ、美雪ちゃん。ママを守ってね……)
 震える指先がインターホンのボタンを押した。
「だれ?」
「あ、わたし……です」
「あれ、帰ったんじゃないの?」
「あ、あの、さっきはごめんなさい」
「なにしにきたんだよ。用がないなら帰れよ」
「な、中に入れて」
「やだね。また暴れるんだろ?」
「も、もう、暴れないわ。だから中に……」
「おとなしくするか? じゃなきゃ一一〇番だぞ?」
「ええ、おとなしくするわ」
「命令に服従できるか? すけべな命令ばかりだぞ?」
「え、ええ」
「ほんとか? ちょっとでも歯向かったらすぐ一一〇番だぞ?」
「わ、わかってるわ。だから一一〇番だけは……」
「よーし、それなら中に入ってこい。鍵は開いてる」
「は、はい」
 朱美は体の強ばりを振り切るようにドアを開けた。湿気を含んだ外気が朱美の体臭を乗せて屋内に流れ込む。
(美雪ちゃん、ママがんばるからね……)
 少年たちは横一列に並んでいた。小鼻をふくらませて、嗅覚と視覚で朱美を出迎える。外では化粧の匂いにまぎれていた汗や皮脂の臭いが、いまは手に取るようにわかるのだ。女家族と同質の臭いでも、朱美の清楚な容姿がそれを香しい匂いに変化させていた。
 仁王立ちの邦夫が勝者の笑みを浮かべた。
「セックス奴隷になる覚悟はできたか?」
 朱美は直裁過ぎる表現に青ざめた。だが、もう後には引けないのだ。夫のため、娘のため、奴隷だろうが家畜だろうが、どこまでも堕ちる覚悟だった。
「……は、はい」
「じゃあ、二階に上がれ。そこがセックス奴隷の仕置き部屋だ」
 少年たちが行く手を開けた。朱美を先に上がらせて、臀部や下肢を仰ぎ見ようという魂胆なのだろう。すでに嬲りは始まっているのだ。朱美は絞首台に向かう女囚の面持ちで階段を上り始めた。
「隠すなよ。隠したら後でひどいぞ」
「わ、わかってるわ……」
 案の定、下からの眺めは格別だった。膝上数センチのミセス用ワンピースから、素肌のようなストッキングに包まれた太腿が覗けている。体全体は華奢な印象だったが、やはり太腿の肉づきは熟れた人妻だ。その揺れ方はまるで搗き立ての餅を思わせる。
 それ以上に少年たちを刺激したのは、ゆさゆさ揺れる豊穣な臀部だった。いまにも落ちてきそうな重量感に圧倒されながらも、少年たちは引き込まれるように後をついてゆく。
「ババァにしてはきれいな脚してるな」
「へへっ、でけえけつ」
「右の部屋だよ」
「あ、はい」
 そこは東側に面した八畳ほどの洋室だった。漫画本の詰まった本棚、壁のインテリアになっているサッカーのユニフォーム、朱美の知らない家電品の数々──。子供然とした部屋だけに、ここで嬲り者になるのかと思うと悔しさもひとしおだ。
 少年たちは朱美を部屋の中央に立たせたまま、各々いすやベッドに腰かけた。部屋の主を差し置いていすにふんぞり返った邦夫が、エアコンのリモコンを朱美に突きつけて命じる。
「さあて、セックスの夏期講習、始めようぜ」
 エアコンが動き出し、まだ冷えていない送風が朱美の汗ばんだうなじをくすぐった。
「あれれ? さっきの誓い、もう忘れたのか?」
「あ、いえ……」
「じゃあ、さっさと始めろよ」
「あ、はい」
 返事はしたものの、手始めになにをすればいいのかわからない。これは明らかにレイプだ。だが、ただのレイプではない。目をつぶっていることは許されず、自ら進んで陵辱を乞わなければならないのだ。それは目眩いがしそうなほど難しい課題だった。
「こら、固まってんじゃねえよ。いつも旦那とやってることをおれたち相手にやるだけだろ?」
「あ、はい……」
「じゃあ、雄太。場所代ってことでおまえが先発だ」
「え! ぼ、ぼく? あ、後でいいよ。やり方わかんないし……」
「おいおい、だから朱美に教わるんだろ。おれたちも後で混ざるから心配すんな。ほらほら、時間がもったいないぞ」
「う、うん……」
 雄太は顔を真っ赤にして立ち上がった。陰毛が生えた生えないで大騒ぎする年頃だ。初体験を見物され…


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ドキドキしながら思い切って、


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